建物系の転職・就職
建物系の仕事とは?
建物系の仕事とは、不動産の取引や建築に関する管理業務や工事に関する実作業やそれらに付随する事務作業等です。建物系の仕事の特徴はどこから入っても、知識と実務を積めば隣接分野へ横展開しやすいのが特徴です。
どの職種でも評価されるのは、①法令と安全を守る、②品質・コスト・納期を管理する、③顧客・現場・社内の合意形成をうまく行える実行力です。それらと共に前提条件として必要な資格を取得している事も加わります。
未経験から建物系の仕事に携わりたい人は、これまでの経験分野での成果をアピールしつつ、必要な資格を取得して基礎的な能力が高い事をアピールするのが良いでしょう。
建物系の仕事の転職・就職に必要なスキル
建物系の仕事の転職・就職に必要な資格
建物関係の仕事に転職や就職したい人はそれぞれの業界で必要になる資格を把握しておき、事前に取得できるように勉強をしておくと良いです。実際に働き始めてから取得するのは負担も大きい資格も多く、事前に取得しておくことで実務にスムーズに取り組む事ができます。何より転職や就職に有利になるというメリットがあります。
- 不動産関係資格:宅地建物取引士(宅建士)、賃貸不動産経営管理士
- 建築施工管理関係資格:施工管理技士(建築・管・電気・電気通信・土木)2級→1級
- 建築設計施工関連資格:建築士(2級→1級)/電気工事士(第2種→第1種)/給水装置工事主任技術者
- 建築現場関連資格:安全衛生(職長・安全衛生責任者、有機溶剤・足場・フルハーネス等特別教育)
- 建築系事務資格・スキル:CAD・BIM(AutoCAD/JW-CAD/Revit/Archicad)、Excel・MS Project
建物系の仕事における転職市場での評価指標
一言で仕事ができるといってもその評価軸は人によりさまざまです。具体的に何がどれくらいできたらその人は仕事が出来ると言えるのでしょうか?コミュニケーション力等の数字にできない能力ではなく、具体的に数字にできる能力で考えると次のような指標が良く転職面接で聞かれる指標です。
- 売買・賃貸:過去の成約件数、粗利、取引金額
- 施工管理:過去の出来高、現場ごとの粗利、工期順守率、手戻り・不具合件数、
- 事務系:決算や事務作業締め日の厳守率、仕訳件数/日、請求誤差率、図面作成時間、工事申請等の段取りの日数
- 職人:1日当たりの施工数量、1件当たりの工期、手直し率、クレーム率、
不動産業界の転職・就職
不動産業界の仕事「売買」
不動産業界の仕事の主流といえるのが、不動産売買に絡む仕事です。具体的には不動産物件を売りたい人、買いたい人をつなぐ仲介の仕事や、自社で不動産を買い取って再販売する、買取の仕事が主な仕事です。
主な業務:物件の仕入・査定・商品化・販売(仲介/買取再販)、契約・引渡し
1日の流れ:午前は査定・調査(役所・法務局・現地)、午後は案内・提案・契約準備
求められる力:価格根拠の組み立て(取引事例比較・収益還元)、ローン知識、交渉力
あると強い資格:宅建士(必須)、FP2級
キャリア:仲介→仕入(用地/買取)→管理職/独立
転職のツボ:過去の実績アピール(成約履歴等)で数字でのアピール。買取再販志望の場合は大手仲介をはじめとした、不動産会社との過去のネットワーク。
不動産業界の仕事「賃貸」
不動産業界の仕事で一般の人が良く関わるのが賃貸の仕事です。「部屋を借りる」際の案内や契約を行ってくれる担当者の仕事です。実は、借りる側だけではなく、貸す側の「大家さん」の対応も賃貸に関わる仕事の重要な業務です。
主な業務:募集資料の作成(広告・写真・図面)、内見対応、審査対応、契約書類作成、入退去の日程調整。
スキル:賃貸物件情報の把握、重説の作成、保証会社手続き、火災保険手続き、車の運転(案内用)等
資格:宅建士、賃貸不動産経営管理士。
キャリア:賃貸営業→物件オーナー(大家)対応→マネジメント→店長。
面接の評価点:反響から内見、申込までの実績を数字で証明できると良い。基本的な賃貸営業における事務スキルも重要。(物件確認、オーナー対応、ADの確認、など)
不動産業界の仕事「土地開発」
募集職種としては比較的少ないですが、出来ると非常に高額な収入に結びつきやすいのが、土地開発です。土地の仕入れから建物の建設手配までを一手に担えるスキルは非常に重宝されます。
主な業務:用地情報の収集、法規・収支のチェック、土地権利関係調整、事業化計画の作成。
スキル:都市計画・建築基準・開発許可に関する知識。周辺環境、近隣合意交渉。銀行融資の知識。
資格:宅建士、建築士・施工管理技士。
キャリア:用地仕入→開発責任者→事業部長。
応募の要:過去の開発案件の実績、近隣調整の実例。未経験者は不動産売買等の周辺不動産業務の経験と関連資格は少なくとも必須となるケースが多い。
不動産業界の仕事「買取」
ここ10年くらいの間で中古マンションのリノベーション済マンションの流通が急速に増えました。その結果、かつては不動産売買仲介の流れで案件がある際に発生していた中古区分マンションの買取とリノベーションによる再生販売、いわゆる買取再販が一般的な事業として確立されてきました。買取再販の専業会社も増えてきたことから、買取という職種単独での採用も増えています。
主な業務:相続・破産・瑕疵・再建築不可などの難物件の調査と買取交渉。リノベーション工事の手配。販売活動の支援。
スキル:物件買取先仲介会社交渉、物件リスクの発見、工事原価の目利き、金融機関交渉。
資格:宅建士、施工管理技士。
キャリア:仕入担当→グループリーダー→部門長/独立再販業。
評価される経験:不動産仲介会社との仕入れネットワーク、リノベーション工事の経験、要は見込みのある良い物件を買える人、そしてその物件をリノベーションでバリューアップできる人が評価される。
不動産業界の転職・就職に関する基本的なプロセスを御案内します。不動産業界の転職・就職ってそもそもどうやって始めるのか?ポータルサイトで転職先を選ぶのが一番良い方法なのか?面接前に準備する事はないのか?会社の選び方はどうすればいいのか?等、具体的な疑問に答えます。
不動産業界の転職に関する最新記事を御案内します。
建設業界、リフォーム業界の転職・就職
新築戸建て建築施工管理
建築、建設業界の仕事と言えば施工管理が最も多い職種ですが、中でもハウスメーカーと言われる住宅用戸建てを建てる施工管理職は比較的経験が浅くても責任のある仕事を任せてもらいやすい職種です。
業務:工程計画、発注・段取り、品質検査(配筋/金物/防水)、施主打合せ、引渡し。
スキル:住宅仕様・瑕疵保険・長期優良住宅、近隣対応。
資格:2級→1級建築施工管理技士、2級→1級建築士。
KPI:工期順守率、手戻り件数、是正コスト、クレーム率。
転職のコツ:検査記録と是正前後の写真、実行予算と出来高
ビル商業系建築施工管理
ビルや商業施設等の大規模な建物の施工管理の場合は基本的には施工管理者が複数いて、各工事ごとに別れています。一般的に未経験からこの業界に入るには大手ゼネコンの下請けを行っている施工管理会社に入るケースが多いです。
業務:新築のビル、商業施設の施工管理
スキル:S/RC/SRCの構造、仮設計画、サブコン統率、官庁協議。
資格:建築/電気/管の1・2級施工管理技士、主任技術者要件。
キャリア:現場施工管理→部門長→所長→プロジェクトマネージャー→統括。
転職のコツ:大型案件の役割と専門領域の資格
ビル商業系内装施工管理
商業施設やビル等の内装工事の施工管理職です。店舗のオープンやオフィスの移転の時期に間に合わせて工事を完工させる必要があります。そのため、夜間工事や休日工事も多いですが、そのぶん人の目につく注目される施工案件も多くやりがいのある仕事です。
業務:商業施設の改修の工程・安全・品質・原価統括、夜間作業、テナント調整。
スキル:テナント間調整。ビル、建物側との調整。内装施工管理スキル。
資格:建築/電気/管の1・2級施工管理技士、主任技術者要件。
キャリア:所長→プロジェクトマネージャー→統括。
転職のコツ:大規模な改修案件の経験、専門領域の資格。
リフォーム施工管理
一般住居や不動産会社が持つ在庫不動産のリフォームを行うにあたり、職人や資材の手配を行う施工管理職です。細かい手配業務も多いため、気が利くタイプの人に向いている仕事です。
業務:マンション・戸建の水回り・間取り変更、工程短縮と施主の満足度の両立が必要。
スキル:既存躯体の読み、法規制限、近隣配慮。
資格:2級建築士・2級施工管理技士、インテリア系資格。
転職のコツ:予算や納期や仕上げを過去の実例写真でアピール。
大規模修繕施工管理
主にマンションの定期的な大規模修繕を管理する施工管理職です。居住中のへの対応や室内工事の日程調整等を対応します。居住者との調整が多いため、日程調整や段取りが得意な人に向いている仕事です。
業務:外壁・防水・シーリング・配管・EV更新等の計画/監理、居住者説明。
スキル:住民とのコミュニケーション、劣化診断、足場・仮設安全、工事騒音/粉塵対応。
資格:建築施工管理技士、監理技術者、安全衛生。
転職のコツ:過去の出来高管理、日々の是正・検査方法、住民説明会の運営等の実績アピール。
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建物系事務の転職・就職
CAD
CADは新築やリフォームの図面作成を担うエキスパートです。これまでは単にCADソフトを扱えれば一定の需要がある仕事でしたが、これからはAI技術の発展に伴いCAD作成は簡易化が進みます。従って、CAD図面作成スキルに加えて建築知識を活用してプラスαでの現場へのアドバイスができるようなスペシャリストを目指していくと高いスキルとして評価されるでしょう。
業務:意匠・構造・設備図の作図/修正、申請図書、BIMモデル整備。
スキル:AutoCAD/JW、Revit/ArchiCAD、図面ルール、干渉チェック。
ポートフォリオ:図面一式(平・立・断・納まり)
資格:CAD利用技術者、BIMソフト認定。
キャリア:CADオペ→設計補助→実施設計/施工図担当→BIMコーディネータ。
経理(建設・不動産)
建設業や不動産業は製造業やサービス業と異なり、一般的な簿記の知識では賄えない特殊な取引があります。建設中の建物の計上方法や不動産材の計上方法等、独自の業界慣習を理解している経理のニーズは、経理ソフトが発達した現在でも強くあります。
業務:仕訳、月次・年次、原価計算、出納。建設は工事原価(出来高/未成工事支出金)が肝。
スキル:会計・税務、Excel(PIVOT/関数)、債権回収フロー。
資格:日商簿記2級、建設業経理士2級→1級。
アピール:締めの精度とスピード、原価の見える化(現場との連携)。
不動産事務・宅建事務
不動産会社において契約書の作成や重要事項説明書の作成等を担う専門事務職です。宅建を取得している事が必須のケースが多く、また、商習慣として水曜日を中心とした平日休みのケースが多いため、そういった業界習慣にも対応できる人に向いている仕事です。
業務:重説・契約書作成、重要書類の保管、広告表示チェック、ローン事務。
資格:宅建士(5人に1人の専任要件に直結)。
転職のコツ:法定書式の正確性、事故リスクの抑止、電子契約の実務。
管理事務(PM/CM事務)
建物の管理や、工事の施工管理における専門事務職です。現場での仕事が多い外回りの社員に代わって工事関連の書類等を代理で作成する事の多い事務職です。専門知識が必要となるため、採用される会社で必要な資格を取得するケースもあります。
業務:原状回復・点検・長期修繕計画の資料整備、見積徴収、契約・請求。
スキル:工程・コストの台帳管理、入居者/施工会社との調整力。
資格:賃貸不動産経営管理士、ビル管法関連資格があれば加点。
アピール:案件のリードタイム短縮、報告書の品質、関係者の合意形成。
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