不動産業界転職 就職「入社後のキャリアプラン」

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不動産業界への転職・就職基本ガイド

不動産業界転職 就職「入社後のキャリアプラン」

転職も就職も「入社してから」が大事に決まってる

不動産業界の就職・転職において、入社までの準備はもちろん重要です。しかし本当に大切なのは、入社した「その後」 です。

不動産業界は、営業成績・資格取得・人脈形成などによってキャリアが大きく分岐します。つまり「入社後にどのような行動を取るか」で5年後、10年後のポジションや年収が大きく変わります。

仕事のレベル感の確認

営業ノルマの有無と水準

  • 売買仲介会社(例:三井のリハウス、住友不動産販売)
    → 年間数億円規模の売上ノルマが課せられるケースもある。
    → 成果が給与に直結するため、高収入だがプレッシャーも大きい。
  • 賃貸仲介会社(例:アパマンショップ、エイブル)
    → 月間数十件の成約を目標にするケースが多い。
    → 契約単価は低めだが、件数で勝負する世界。
  • 管理会社
    → ノルマはほぼなく、既存物件の管理継続が中心。
    → 安定性が高いが、インセンティブは少なめ。

「高収入=高ノルマ・高プレッシャー」「安定=給与は横ばい」とのトレードオフを理解する。自分が求める年収に到達するにはどれくらいの売上や件数を上げれば良いかを理解しておく。

勤務状況

  • 不動産は「顧客の都合」が優先される業界。
  • 平日夜や土日対応が発生しやすい。
  • 特に繁忙期(1〜3月、9月)は残業・休日出勤が増える。

これは入社前に「残業時間」「休日対応ルール」「代休の有無」を必ず確認することが重要。入社してからその組織のカルチャーを変える事はほぼ不可能。

インセンティブ体系

  • 完全歩合型(独立系仲介会社に多い)
    → 高リスク・高リターン。営業成績次第で年収1000万も可能。
  • 固定給+歩合型(大手仲介)
    → 基本給+成績によるインセンティブ。安定と挑戦のバランス。
  • 固定給重視型(管理会社・デベロッパー)
    → 安定収入だが歩合は少ない。

これも面接で歩合の計算方法や「モデル年収」を必ず確認しておくことが重要。ただし、どれくらいの人が自分の目標年収に到達しているかは、入社してみないとわからないケースが多い。

キャリア展望設計(3〜5年後を見据える)

入社後のキャリアは、最初の3〜5年で大きく方向が決まります。事前に目標を立てている人と漠然と仕事をしている人とでは大きな差となります。

売買仲介の場合

  • 1〜2年目:ひたすら営業件数を稼ぐ(電話・訪問・案内)
  • 3年目:安定的に成約を上げる営業スタイルを確立
  • 5年目:店長・マネージャー候補へ(チーム管理)

成約実績を積み上げ、宅建を持っていれば昇進スピードが速い。

賃貸仲介の場合

  • 1〜2年目:接客・物件紹介で経験を積む
  • 3年目:店長代理・店長職を目指す
  • 5年目:複数店舗のエリアマネージャーへ

店舗展開の多い会社は、若手でも20代後半で店長になれるケースも多い。

不動産管理の場合

  • 1〜2年目:入居者対応・建物管理を習得
  • 3年目:オーナー担当(資産管理・収益改善)へ
  • 5年目:管理責任者・新規管理獲得営業へ

営業よりも「人間関係構築」「トラブル解決力」がキャリア形成の鍵。

デベロッパーの場合

  • 1〜2年目:用地仕入やマーケティング補助
  • 3年目:開発企画プロジェクトの担当
  • 5年目:大型案件のプロジェクトリーダーへ

高度な企画力と調整力が必要で、成果次第でキャリアのスピードが変わる。

人脈形成と自己投資

不動産業界は「情報と人脈が命」と言われます。入社後にどれだけ積極的に人脈を作れるかがキャリアを左右します。

人脈形成の方法

  • 社内
    上司・先輩との信頼関係 → 案件紹介やチャンスにつながる
  • 社外
    金融機関担当者、司法書士、弁護士、建築士、管理会社など
  • 業界団体
    宅建協会、不動産協会、青年会議所など

「人脈が次の仕事を連れてくる」業界。顧客紹介や物件情報は人づてに入る。

自己投資の方向性

  • 資格取得
    宅建はもちろん、賃貸不動産経営管理士、不動産コンサルティングマスターなど上位資格へ挑戦。
  • 金融知識の習得
    FP資格、簿記、金融商品の理解 → 顧客への提案力UP。
  • デジタルスキル
    不動産テック(AI査定、VR内見、クラウド契約)に対応できる人材は重宝される。

業界は変化しており「宅建+αの強み」がキャリアを左右する。

長期的なキャリアモデル

不動産業界には典型的なキャリアパスがあります。将来的には自分はどういったキャリアを歩みたいのかを明確に考えておくことで日頃の仕事の励みにもなります。

営業系キャリア

営業 → 店長 → エリアマネージャー → 営業部長 → 役員
成績を出せば30代で年収1000万以上も狙える。

専門職キャリア

営業 → 宅建士業務専門 → 契約管理・コンプライアンス部門
数字が苦手でも資格や正確性で活躍できる。

投資・開発系キャリア

営業 → 仕入担当 → 開発企画 → デベロッパーやファンドへ転職
高度な知識が必要だが、外資系やファンドに行けば高収入。

独立・起業キャリア

営業や管理で経験を積み → 独立して不動産会社を設立
宅建があれば個人でも開業可能。人脈があれば顧客基盤を持って独立できる。

入社後キャリア構築のポイント

  1. 仕事のレベル感の確認:ノルマ・残業・給与体系を理解する
  2. 3〜5年のキャリア設計:営業→店長、仕入→企画など未来像を描く
  3. 人脈形成と自己投資:業界団体・資格・金融知識で強みを増やす
  4. 長期的キャリアモデルを意識:役職昇進、専門職、投資開発、独立など方向を選ぶ

「入社後どう動くか」を意識すれば、転職活動の企業選びにもつながり、キャリアのミスマッチを防げます。

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