不動産業界転職 就職「応募・面接対策」
不動産業界転職 就職「応募・面接対策」
書類準備 ― 不動産業界仕様にアレンジする
就職・転職活動において、書類は「一次面接に呼ばれるかどうか」を決める最初の関門です。特に不動産業界は数字や成果が重視され、業務も特殊であるため、職務経歴書は通常の転職以上に工夫が必要です。
履歴書で重視される点
- 資格欄
宅建を持っているかどうかは最重要チェックポイント。未取得なら「次回試験勉強中」、わずかに点数が足りずに不合格であれば「33点で2点足らず不合格のため勉強中」等と少しでもプラスになる要素を記載しても良い。 - 志望動機 自己PR
「御社で成長したい」等のありきたりな表現では弱く、必ず「過去の経験で培った営業力を活かせば〇〇円は粗利を稼げる」等の数値で成果をアピールする。
「実務未経験だが、宅建を活かし未経験業務でも3ヶ月以内に習熟できる」など、未経験者の即戦力性をアピールする要素を盛り込んでも可。
職務経歴書の工夫
職務経歴書はほとんどの転職者が簡素にしか書いていません。同じ経歴でもアピール方法で全く違う結果になります。
それは不動産業界で例えれば「同じ不動産でも売れる人と売れない人がいる」というのに通じる部分があります。自分の能力をアピールする書類として作成に取り組みましょう。
例:営業職の場合
- 成約件数・売上金額・歩合率などを具体的に記載
- 顧客対応数やリピート率を数値化
- 「飛び込み営業→紹介営業へ切り替え」「エリアマーケティング戦略で成約率を20%改善」など改善策も書く
例:管理職・事務職の場合
- 管理戸数、クレーム対応件数、回収率
- 契約書処理数、ミスゼロ件実績
- システム導入で業務効率改善した事例
「数字を使って成果を証明」することが、採用担当者の印象を大きく変えます。
書類選考で落ちやすいNG例
- 「仕事内容の羅列」だけで成果が見えない
- 「宅建取得予定」と書いたが勉強実績が伝わらない
- 志望動機がどの会社にも使えるテンプレ
書類は 「この人に会ってみたい」と思わせるストーリー を作ることが重要です。文章量が少ない人は書類選考で落ちる可能性が非常に高いです。
空白の多い履歴書や職務経歴書はやる気の無さを感じさせるからです。書ける経歴が無いという人もいますが、これまでの日々の仕事の些細な経験でも良いので記載していくことでより「自分らしさ」が伝わる履歴書や職務経歴書が出来上がります。
面接対策 ― 不動産業界特有の質問を想定する
不動産業界の面接では、一般企業の質問に加えて 業界特有の観点 が問われます。
頻出質問と回答戦略
- 「これまでどんな数字を出してきましたか?」
→ 営業職は必ず聞かれる。件数・売上・シェア率など具体的に答える。- NG:「頑張って契約を取っていました」
- OK:「年間成約120件、前年比150%を達成しました」
- 「宅建は持っていますか?勉強していますか?」
→ 未取得なら「勉強中」でOK。学習スケジュールを具体的に語る。- NG:「まだ取っていませんが、そのうち…」
- OK:「来年10月の試験に向け、週10時間の勉強を継続しています」
- 「残業や休日対応は大丈夫ですか?」
→ 不動産業界は顧客の都合で夜や休日対応が発生しやすい。柔軟性をアピール。- NG:「できれば土日は休みたいです」
- OK:「顧客対応を最優先にする考えがあります。勤務調整で柔軟に対応可能です」
- 「どんなクレーム対応経験がありますか?」
→ 管理職・賃貸仲介職では必ず聞かれる。- OK例:「水漏れトラブルで迅速に業者を手配し、オーナー・入居者双方の信頼を得た」
- 「数字に対して強いですか?」
- NG:「正直、あまり得意ではありません」
- OK:「住宅ローン計算や利回り計算なども含め、数値を扱うことにやりがいを感じます」
ざっと一例としてこのように記載しましたが、長期的に働く事が前提の転職や就職ですので、自分の能力的に無理そうな質問には無理に相手に合わせた回答をしなくて良いです。
仮にそれで採用が決まっても短期間で離職してしまっては自分のキャリアを傷つける事になります。あくまで本当の自分の強みを知ってもらうために適切に回答をすることを心掛けましょう。
面接官が見ているポイント
- 営業職 → 成果への執着心・数字感覚・体力とガッツ
- 管理職 → 調整力・クレーム耐性・誠実さ
- 企画・開発 → 論理的思考力・市場把握力
- 事務職 → 正確性・サポート力・チーム協調性
不動産業界ならではの圧迫気味質問
- 「飛び込み営業もできる?」
- 「100件訪問して成果ゼロでも続けられる?」
- 「目標未達ならどう改善する?」
回答のコツは「前向きさ」と「数字を交えて具体的に話すこと」。ただし、思っていた職種と明らかに違う筋の質問であった場合は遠慮なく否定する回答をしても構いません。
いわゆるブラック企業を引いてしまった場合は、速やかに逃げるのも大事なスキルのひとつだからです。
エージェントや求人媒体活用
最近では転職活動に転職エージェントを活用するケースも増えてきました。
エージェントとは人材紹介業許可の免許を持つ会社の事で、求人情報の紹介や面接日の調整、書類作成の支援、面接練習、給与交渉等を無料で企業との間に入って対応してくれるサービスの事です。
無料で対応してくれる理由は、紹介先の企業から紹介料をもらうためです。そのため、採用されるように積極的に協力してくれる心強いパートナーとも言えます。
一般的な大手エージェント
- リクルートエージェント、doda、マイナビ転職など
→ 案件数が豊富。大手仲介やデベロッパーの求人も多い。
不動産特化型エージェント
- 宅建Jobエージェント、不動産WORKSなど
→ 宅建士、賃貸管理士、リフォーム営業経験者向けの案件に強い。
求人媒体
- 一般転職サイト(リクナビNEXT、エン転職、Indeed)
- LinkedInなど外資系・投資系向けもチェック
エージェントの活用メリット
- 非公開求人 にアクセスできる
- 年収交渉を代理 してくれる
- 面接対策を事前にしてくれる
特に未経験者は エージェント経由で未経験者を積極的に受け入れている企業を紹介してもらう のが効率的です。
また経験者の場合も、ある程度の特定ポジション(部長職等)で採用をしている企業に入りたい場合はエージェント経由で打診をした方が採用率は高まります。
ただし、エージェントもビジネスとして行っていますので、あまりに採用確率の低い人へのサービスはあまり積極的には行ってくれません。
エージェントの得意分野がそれぞれにあるため、自分の弱点を補ってくれそうな専門性の高いエージェントを選んだ方が良いです。
年齢が高い方の場合は、高年齢者向けの転職エージェントもあります。
選ばれる人材になるためのアピール戦略
即戦力性を示す
- 数字を用いて成果を説明
- 宅建などの資格で専門性をアピール
成長意欲を見せる
- 「宅建勉強中」「管理士資格に挑戦予定」など将来の姿を語る
柔軟性と体力をアピール
- 「休日対応」「急なトラブル」に前向きな姿勢
- 長時間勤務もこなせるタフさを強調
人柄を伝える
- 不動産業界は顧客との信頼関係が第一。誠実さ・明るさを見せることが大切。
応募〜内定までのプロセス
- 情報収集(業界理解+企業研究)
- 書類作成(履歴書+職務経歴書を業界仕様に)
- 応募(複数企業に並行応募が効率的)
- 一次面接(基本スキル・適性確認)
- 二次面接(部長クラス。数字・成果・働き方の確認)
- 最終面接(役員。人柄・将来性を見極め)
- 内定・条件交渉(年収・休日・勤務地)
面接ごとに「聞かれるレベル」が上がるため、準備を段階的に深めていくことが重要です。
様々な建物や不動産に関するサービスがある中でどれを選ぶべきかを現場視点や第三者視点で解説していきます。
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