不動産の再生・住みたい家づくり

リフォーム工事の進め方

リフォーム工事が始まったらどのように進むのか?

リフォーム工事は、新築工事と違い、住まいながらの工事や短期集中の工程が多く、関係者(職人・現場監督・施主)の連携が非常に重要です。以下の流れで進行します。

① 【工事初日:現場監督と職人が訪問】

  • 小規模な工事でない場合、着工初日は、必ず現場監督(工事責任者)と職人(大工・設備・内装など)が現場に揃って訪問します。
  • 現場監督が、工事の内容・流れ・工程を施主に説明します。

「今日は解体まで行います」「明日はフローリング張りに入ります」

  • また、工事のリスク箇所や注意点(騒音・振動・水道の一時停止など)も共有されます。

② 【荷物の移動】

  • 工事箇所に置いてある家具や荷物の移動が必要です。
    • 事前に施主が移動している場合もありますが、リフォーム業者が一部を手伝うこともあります(要事前相談)。
  • 荷物が移動できない場合は、移動しながらの部分施工になるため、作業効率が落ちる可能性もあります。
  • 注意事項として事前に荷物を誰が移動するのかを見積時や契約時に明確にしておきましょう。職人はあくまでリフォーム作業のプロですので、荷物移動等の雑用は嫌がる人も多くいます。

③ 【養生作業(床・壁・通路の保護)】

  • 職人が本格的な作業に入る前に、室内の床や壁、共有部のエレベーター・廊下などに養生(保護シート)を貼る作業を行います。
  • 養生は工事終了まで貼ったままにして、建材や工具から家を守る大切な工程です。
  • 養生作業は現場監督が対応する事もあります。
  • 養生作業と並行して騒音が鳴る工事の場合は作業前に近隣への挨拶も現場監督が行います。

④ 【職人による作業開始】

  • 養生が終わると、職人が実作業に入ります(解体・下地工事・設備設置など)。
  • ここから先は、日中を中心に職人が作業を進め、現場には常時職人がいる状態になります。
  • 職人も休憩時間がありますので、昼休憩の時間は室内から出ていく人もいれば、昼食と昼寝を室内でする人もいます。
  • 長時間の作業の場合はトイレを貸す事も多いため、協力しましょう。

⑤ 【現場監督は定期的に訪問して進捗確認】

  • リフォームの現場監督は、複数の案件を掛け持っていることがほとんどです。
    • 新築工事と異なり、リフォームの場合、現場監督は現場への常駐は基本的にしません。
    • リフォーム工事で日中ずっと常駐してしまうと採算が全く合わないからです。
  • 工事の規模によりますが、例えば3日前後の作業の場合は以下のような頻度で訪問します。
    • 初日:工事立ち上げと作業内容説明(約2時間程度)
    • 中日(数日以上の工事の場合):進捗確認と工程調整(約1時間程度)
    • 最終日:完了確認と施主との立会い(約1時間程度)
  • 日々の作業の細かい管理は、現場の職人が現場監督と連絡を取り合って担うケースもあります。

⑥ 【施主が確認すべき箇所への対応】

  • 工事中に、職人から施主へ確認が必要なことが発生することがあります。

「コンセントの位置、ここで大丈夫ですか?」「扉の開き方向、左開きで問題ないですか?」

  • 現場監督がいる場合は監督から連絡が来ますが、いない場合は職人から直接確認されることもあります。
  • その際は希望を遠慮せずに伝えます。
  • 作業中の注意点としては、一般に大きな大工工事の途中経過の工事は見た目があまりよくない仕上げのケースがあります。例えば石膏ボードがむき出しであったりする場合、仕上げのイメージが全くわきません。

    その際に作業を中断させて都度都度、品質が問題ないか確認を取ると作業が進まなくなり、職人がイライラし始める事もあります。職人にとっては必要な途中経過の作業であり、予定の作業が遅れると自分の給料分の作業が出来なくなるからです。

    最終的な仕上げ工事に入る手前くらいの作業までは、素人目線では品質の良い工事をしているのか否かは判断が付かないケースが多いです。そのため、基本的に作業内容に関する質問はその場の職人にはせずに、疑問があれば、現場監督に伝えて確認を取ってもらった方がトラブルが起きません。
  • ただし、職人の一般的なマナーに関しては作業中であってもクレームを入れて構いません。例えば敷地内で喫煙をしない等です。これらは現場監督に注意してすぐに改善してもらいましょう。

?【アドバイス】:確認事項が発生しそうな日は、日中に連絡がつく体制を整えておくと安心です。

⑦ 【作業完了後の確認(立会い)】

  • 工事が完了したら、現場監督と施主が立会い、施工内容をチェックします。
    • キズの有無、仕上がり、設備の動作確認などを行います。
    • 気になる点があれば、その場で指摘・修正依頼も可能です。
    • もし、現場監督が仕上げ工事まで現場に来ない場合は必ず一度呼び出しましょう。仕上げ前に見て、明らかに間違えている施工箇所がある場合は、仕上げを待たずにクレームを入れた方が修繕作業が楽なケースが多くあります。室内が完全に清掃された状態で修正作業をする場合は再度養生をやり直さないといけないからです。

⑧ 【養生を剥がして清掃、完了】

  • 全作業が終わると、養生を剥がし、工事箇所の簡易清掃を行います。
  • 完了書のサインや写真撮影をもって、正式な工事完了となります。
  • 残金の支払いがある場合は、このタイミングで請求されます。

◆ まとめ:工事中の現場の特徴と施主の関わり方

項目内容
常駐者現場監督は常駐せず、職人が主に現場を進行
現場監督の訪問タイミング初日・中日・完了日が基本だが、短期工事では初日と完了日のみもあり
施主の関与ポイント職人からの確認対応、仕上がりチェック、仕様変更があれば相談
工事の流れ養生 → 作業 → 確認 → 養生撤去・清掃 → 完了
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