不動産賃貸 賢い家の借り方

賃貸物件の探し方

賃貸物件の探し方 完全ガイド

一人暮らし等で初めて家を借りる時のガイドです。2回目、3回目の部屋探しの人も改めて見て見ると良い部屋探しのヒントが見つかるかもしれません。

賃貸探しは「条件設定 × 探し方 × 現地検証」

賃貸探しの成功は、

①条件の設定(立地・家賃・間取り・設備・築年帯・構造)
②探し方を決める(ポータル・不動産会社・SNSなどの使い分け)
③現地検証(内見で“住める”を数値と体感で確認)


の掛け算で決まります。まずは「どこに住みたいか/いくらまで払えるか/何が必須か」を明確にし、内見でチェックすべきポイントを事前に決めて動きましょう。周辺環境の充実度(駅距離、店・医療・治安、騒音少なめ等)は“優良物件”の大前提です。

予算設計:家賃と初期費用を“同時”に決める

月々の家賃目安

  • 手取りの20〜25%を一つの推奨レンジにする考え方(管理費・駐車場も含め試算)。※家賃だけでなく管理費・共益費・駐車場の固定費も月額に内包して考えるのがポイント。
  • 首都圏などでは手取りの3分の1(約30%)以内を目安にする実務も一般的。家賃審査の基準も月収の30%を見られることが多いとされます。

どちらも「目安」。通信・食費・貯蓄・教育費など生活の実態で微調整しましょう。地方/都心で最適比率は変わります。

初期費用の相場観

初期費用は家賃の約5か月分が目安(敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・火災保険など)。契約月やキャンペーン(敷礼ゼロ、フリーレント)で上下します。月額だけでなく初期費用の総額を先に押さえておくと、失敗を避けやすいです。

条件設定

立地(駅距離・生活施設・治安・夜間の雰囲気)

駅まで徒歩5〜10分は都心での一つの目安。マップ上の距離だけでなく、夜の治安・街灯・医療機関・郵便局・スーパーなどの生活施設も評価軸に。騒音や治安が良い環境は“優良物件”の重要条件です。

間取り・広さ・デザイン

テレワークの有無、家族人数、収納量から必要な部屋数・帖数を具体化。デザイン重視ならデザイナーズも含め候補を広げる。

構造(木造/鉄骨/RC/SRC)

RC・SRCは遮音・耐震で有利、木造は家賃が安めの傾向。構造の向き不向きは内見で体感確認(上下左右の生活音・窓の気密感)を。

設備(セキュリティ・水回り・ネット)

オートロック・2階以上・独立洗面台・バストイレ別・ネット回線など、必須と妥協の境界をMust/Wantに分けて検索条件に落とします。

探し方の戦略

不動産会社に行って探すメリット

  • 地域情報と提案力:ネットでは拾いにくい“地元の肌感”や注意点を補ってくれる。
  • 交渉・条件調整・書類作成のサポートで、内見〜成約までの速度が上がる。
  • 内見のスケジュール調整比較の観点をもらえるので、初めて/遠方からの引越しに強い。

インターネット(ポータル・HP)で探すメリット

  • 24時間どこでも検索圧倒的な情報量詳細条件での絞り込み。口コミや評価で管理状況の“生情報”も拾える(真偽の見極めは必要)。

結論不動産会社の提案力 × ポータルの情報量を併用し、候補の抽出→要件一致度が高いものを内見の二段ロジックが効率的です。

物件検索のコツ

条件入力

  • 場所:第一希望駅+隣駅・バス便も許容すると選択肢が広がる。
  • 家賃:上限は管理費・駐車場込みで設定。
  • 築年:築浅偏重より、築古×リノベも検討対象に。
  • 構造:遮音重視ならRC/SRC優先でフィルタ。

情報の見方

  • 写真の順番(1〜3枚目)で“売りの要素”を把握。
  • 間取り図有効寸法(冷蔵庫・洗濯機・ベッド)を想定し、可動導線をイメージ。
  • 周辺情報マップで生活施設の距離帰宅動線で評価。

内見準備

内見前に決めること

  • 比較項目を固定:採光/遮音/水圧/収納/虫・カビ/電波・回線/共用部清掃。
  • 持ち物:スマホ(写真・動画・方位・電波)/メジャー/メモ/“転がるもの(ビー玉)”で床の水平確認。

当日の動き方

  • 時間帯を変えて内見(平日夕方・週末昼)。ただし、不動産会社の都合もあるので全てできるわけではないので注意。
  • 建物〜室内〜バルコニー〜共用部〜周辺同じ順路で見る(比較のブレをなくす)。
  • 写真・動画を各室2〜3カット寸法冷蔵庫・洗濯機・ベッド・カーテン幅・カーテン丈を採寸。

室内チェック詳細

  • 日当たり・眺望・騒音・交通量(時間帯で差)。
  • 水回り:水圧・排水の匂い・換気扇の効き。
  • :サッシの気密、網戸・コーキング劣化。
  • 収納:奥行き・幅・ハンガーパイプ高さ。
  • ネット:回線方式(光/VDSL/CATV)と通信品質(スピードテスト可)。
  • 共用部:清掃状態、掲示板、ゴミ置場、駐輪場の秩序。
  • 防犯:オートロック、2階以上、共用灯、死角の少なさ。

申し込み〜審査

  • 必要書類(本人確認、収入関係、緊急連絡先、場合により在籍・内定証明)。
  • 家賃の妥当性(収入に対して無理がないか)は審査の要点。前述の30%基準を意識した家賃設定が安全です。
  • 初期費用の資金計画(前家賃・敷金礼金・仲介手数料・保証料・保険料)。目安5か月分のレンジで準備。
  • 入居希望日の整合:現入居者退去日・原状回復のスケジュールと噛み合わせます。

交渉は賃料だけでなく「入居日・付帯条件」の調整もカード。不動産会社に同時打診してもらうと丸く収まりやすい。

契約〜引越し:当日までの逆算表

契約直前チェック

  • 重要事項説明(IT重説可)で、契約期間/更新料/退去費精算(原状回復)/禁止事項(楽器・ペット)を再確認。
  • 火災保険の加入条件、鍵交換費の有無。
  • ライフラインの開通(電気・ガス・水道・ネット)予約。

引越し前後のToDo

  • 引越し業者の早期手配(繁忙期は特に)
  • 転入届・郵便転送・各種住所変更
  • 家具家電の搬入動線と採寸(内見時のデータが役立つ)

ターゲット別ヒント集

初めての一人暮らし(学生・新社会人)

  • 駅距離・治安・生活施設のバランスを優先。家賃は手取りの20〜30%内で。
  • 独立洗面台・2口コンロ・室内洗濯機置場など“快適さで譲れない項目を事前に決めておく。

在宅勤務が多い人

  • 広めのリビング等、作業場が確保できる間取り(1LDK/2K/2DK)。遮音性の高いRC/SRCを優先。

ファミリー

  • 学区・医療・公園の質を定量化(徒歩分数)。収納と水回りの使い勝手は日々の時短に直結。

ペット飼育

  • ペット可の条件を必須に(頭数・サイズ・敷金増の有無を確認)。バルコニーや近隣散歩ルートも実地で評価。

失敗の回避策

ありがち失敗回避策
家賃だけ見て決め、管理費・駐車場を見落とす総額(固定費)で試算。家賃上限は管理費等込みで設定。
初期費用の準備が甘く、希望物件を逃す家賃×約5か月分を仮置き。内訳と支払タイミングを把握。
写真の印象で決め、騒音・水圧に後悔内見時チェックリストで数値・体感を確認。
ネット情報だけで判断不動産会社の提案力と併用。交渉・段取りも任せる。
家賃比率が高すぎて生活が圧迫20〜30%目安で再設計。都心は固定費の最適化を。

1日の内見で“決め切る”ためのタイムライン例(保存版)

  • 前日:候補3〜5件を「Must合致度」で並べ替え。比較観点表を印刷。
  • 当日午前:最有力2件を昼の時間帯で内見(採光・生活音)。
  • 当日午後:別の2件を夕方〜夜に内見(帰宅動線・夜間の雰囲気・駅周辺の灯り)。
  • 当日夕方:不動産会社で寸法・費用・入居日を最終比較→申込
  • 翌日:不足書類提出/審査フォロー→契約日程確定
    (※スケジュールの圧縮には不動産会社の段取りが有効です)

まとめ:賃貸物件の探し方“勝ち筋”

  1. 家賃は手取りの20〜30%、初期費用は家賃の約5か月分を起点に資金計画。
  2. Must/Wantを分解し、構造(RC/SRC)や駅距離・設備まで条件を数値化。
  3. 不動産会社の提案力 × ポータルの情報量で候補抽出→内見で数値+体感をチェック。
  4. 写真・間取り図の“読み解き力”と周辺環境の実地確認で“暮らせる”を見極める。
  5. 申込〜契約は段取り勝負。必要書類と入居希望日の整合でスムーズに通す。
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